地震対策
強固な地盤の上に5種類の免震装置を配置した基礎免震構造を採用しています。大地震が発生しても業務継続可能な地震対策を講じています。
鉛プラグ積層ゴム支承
建物を支持し、内蔵する鉛プラグにより地震エネルギーを吸収。
建物がねじれようとする力を抑えるため外周部に設置。
直動ころがり支承
建物を支持し、摩擦の少ないメカニカルレールで長周期化ができる。
中央部に設置。
オイルダンパー
1基あたり最大100トンの力を吸収。地震時のエネルギー吸収効果が高い。
上部梁からの垂れ壁と基礎の間に取り付け。
鉛ダンパー
風の揺れかつ地震エネルギーを吸収。
積層ゴム支承内蔵分を補う。外周部に設置。
弾性すべり支承
積層ゴムが上部に取り付けられており、下に取り付けた板の上をすべる。
摩擦が大きく荷重が小さい階段室下に設置。免震層高4.5m
水害対策
従来の富山市の洪水ハザードマップの予想浸水水位より敷地を高く造成(約1m土盛)しており、更に、2020年に更新された「概ね1000年に一度想定される最大規模の降雨量による浸水想定」に対応し、浸水防止擁壁(約1.5m)を設置しています。玄関や搬入路は、富山市から出される警戒レベルに応じ組立式止水板を設置します。
さらに受電設備、UPSなどは2階に設けており冠水する心配はありません。
浸水防止擁壁
雷対策
北陸特有の冬季雷にも十分耐えられる、最高の保護レベルI(最大雷撃電流200kA)の雷対策を講じています。
また、親会社である北陸電力の雷対策を専門とする((旧)雷センター)の知見を活かして設計を行っています。
※避雷保護レベルI:美術館・文化遺跡などかけがえのない文化遺産の損失を守るレベル。
避雷針